インターネット広告
インターネット広告は、WebサイトやSNS、メールなどを通じて配信される広告です。バナー広告やリスティング広告などがあり、利用者の行動履歴や位置情報に応じて配信する手法もあります。
最終更新日:2026年10月4日
このページで覚えること
- インターネット広告の代表的な種類と特徴
- 検索キーワード、行動履歴、位置情報を利用した広告の違い
- アフィリエイト、オプトインメール、デジタルサイネージの仕組み
導入トーク

岩崎芽衣
今回は、インターネット広告について学習します。

岩崎芽衣
そうですね。WebサイトやSNSで見かける広告、メールで届く広告など、インターネットを通じて配信される広告を、インターネット広告といいます。
今回は、ある水族館が「夜の水族館・消えた真珠の謎」という謎解きイベントを開催するとして、その広告を考えてみましょう。

岩崎芽衣
まだ何も説明していませんよ?

岩崎芽衣
腕の数だけで犯人を決めないでください。謎解きは、イベントに参加してからのお楽しみです。
まずは、お出かけ情報のWebサイトに、水族館の写真とイベント名を載せた画像の広告を掲載するとしましょう。

岩崎芽衣
はい。Webサイトの広告枠などに、画像やアニメーションを使って表示する広告を、バナー広告といいます。
写真やイラストでイベントの雰囲気を伝え、クリックした人を詳しい案内や予約のページに誘導できます。

岩崎芽衣
そうですね。広告では、興味を持ってもらえる見せ方が大切です。
さらに、「どのような人に広告を届けるか」にも工夫ができます。

岩崎芽衣
はい。謎解きに興味がありそうな人や、水族館の近くにいる人に広告を届ける方法もあります。
それぞれの仕組みを、順番に見ていきましょう。
STEP 1
リスティング広告

岩崎芽衣
まずは、リスティング広告です。
リスティング広告は、検索エンジンに入力されたキーワードに応じて、検索結果の画面に表示される広告です。検索連動型広告とも呼ばれます。

岩崎芽衣
その通りです。「週末 謎解き」や「夜 水族館」と検索した人に、イベントの広告を表示する、といった使い方が考えられます。
何かを探している人に、その検索内容と関係のある広告を届けられる点が特徴です。

岩崎芽衣
そうですね。広告を出す側にとっては、自分たちの商品やサービスに関心を持ちそうな人に、情報を届けやすくなります。
ただし、検索結果に表示されるものが、すべて広告というわけではありません。リスティング広告は、通常の検索結果とは区別された広告枠に表示されます。

岩崎芽衣
はい。また、リスティング広告では、広告がクリックされた回数に応じて広告料が発生する、クリック課金型がよく用いられます。
まずは、リスティング広告といえば「検索キーワードに連動する広告」と覚えておきましょう。
ここで覚えること
- リスティング広告は、検索キーワードに応じて表示される広告
- 検索連動型広告とも呼ばれる
- クリックに応じて広告料が発生する、クリック課金型がよく用いられる
STEP 2
行動ターゲティング広告

岩崎芽衣
次は、行動ターゲティング広告です。
行動ターゲティング広告は、Webサイトの閲覧履歴や検索履歴、商品の購入履歴などから、利用者の興味や関心を推測して配信する広告です。

岩崎芽衣
はい。たとえば、謎解きイベントや脱出ゲームの情報をよく見ている人がいるとしましょう。
その行動履歴から、「謎解きが好きそうだ」と推測し、別のWebサイトを見ているときにも、水族館の謎解きイベントの広告を表示する、といった仕組みです。

岩崎芽衣
そうです。
リスティング広告では、そのときに検索したキーワードに注目します。一方、行動ターゲティング広告では、これまでの行動履歴から推測した興味や関心に注目します。

岩崎芽衣
はい。そのように、興味を持ちそうな人を絞って広告を届けることで、広告の効果を高めようとするわけです。
「閲覧履歴」や「購入履歴」などが出てきたら、行動ターゲティング広告を思い出してください。

岩崎芽衣
これまでに見たWebサイトなどから、食べ物に興味があると思われているのかもしれませんね。

岩崎芽衣
普段の行動が、よく表れているのかもしれませんね。
ここで覚えること
- 行動ターゲティング広告は、利用者の行動履歴を利用する
- 閲覧履歴や検索履歴、購入履歴などから興味や関心を推測する
- リスティング広告との違いは、現在の検索キーワードに注目するか、これまでの行動履歴に注目するか
STEP 3
ジオターゲティング広告

岩崎芽衣
続いて、ジオターゲティング広告です。
ジオターゲティング広告は、利用者の位置情報を利用して、地域や場所に応じて配信する広告です。スマートフォンのGPSなどから得られる位置情報を活用します。

岩崎芽衣
はい。たとえば、水族館の周辺にいる人がスマートフォンでWebサイトやアプリを使っているときに、「今夜の謎解きイベント、当日券販売中」という広告を表示します。
近くにいる人なら、広告を見て、その日のうちに来てくれるかもしれませんね。

岩崎芽衣
そうです。店舗の周辺にいる人にセールを知らせたり、観光地を訪れている人に近くの施設を案内したりする使い方も考えられます。
行動ターゲティング広告が「何に興味がありそうか」に注目するのに対し、ジオターゲティング広告では「どの地域や場所にいるか」といった位置情報に注目します。

岩崎芽衣
はい、その理解で大丈夫です。
バナー広告は、画像などを使った広告の表示形式です。行動ターゲティング広告やジオターゲティング広告は、広告を届ける相手の選び方に注目したものです。
そのため、位置情報を利用して、近くにいる人にバナー広告を表示する、といった組合せもできます。

岩崎芽衣
はい。例えば、謎解きイベントに興味がありそうで、さらに水族館の近くにいる人に広告を届ける、といった使い方もできます。

岩崎芽衣
そのとおりです。広告を届ける条件を組み合わせることで、より対象を絞ることもできます。
ここで覚えること
- ジオターゲティング広告は、位置情報を利用して配信する広告
- 店舗周辺の人や、特定の地域にいる人などに広告を届けられる
- バナー広告という表示形式と、ターゲティングの手法は組み合わせられる
STEP 4
アフィリエイト

岩崎芽衣
次は、広告の成果と報酬の関係に注目してみましょう。
アフィリエイトは、Webサイトやブログなどに掲載した広告を通じて、商品の購入などの成果が発生した場合に、広告を掲載した側に報酬が支払われる仕組みです。成果報酬型広告とも呼ばれます。

岩崎芽衣
はい。あらかじめ決めた成果の条件を満たすことが、報酬の発生につながります。
たとえば、お出かけ情報を紹介するブログに、水族館の謎解きイベントの広告リンクを掲載してもらうとしましょう。
読者がそのリンクからチケットの販売サイトに進み、購入すると、ブログの運営者に報酬が支払われる、という仕組みです。

岩崎芽衣
そうです。報酬を受け取るのは、この場合、広告を掲載したブログの運営者です。
成果として設定されるものには、商品の購入のほか、会員登録や資料請求などもあります。

岩崎芽衣
はい。
先ほどのクリック課金型では「広告がクリックされたこと」に注目しました。今回のアフィリエイトの例では、「広告を通じてチケットが購入されたこと」に注目しています。
何をきっかけに広告料や報酬が発生するのかを比べると、違いが分かりやすくなります。
ここで覚えること
- アフィリエイトは、成果に応じて報酬が支払われる仕組み
- 成果報酬型広告とも呼ばれる
- 成果には、商品の購入、会員登録、資料請求などがある
STEP 5
オプトインメール

岩崎芽衣
続いて、メールを使った広告も確認しておきましょう。
オプトインメールは、広告メールを受け取ることについて、あらかじめ承諾した人に送るメールです。

岩崎芽衣
はい。
たとえば、謎解きイベントの参加者が、申込みの際に「今後のイベント案内をメールで受け取る」と希望したとします。その人に、次回の謎解きイベントを案内するメールを送る、といった使い方です。

岩崎芽衣
そうですね。受け取りたいと意思表示した人に、継続して情報を届けられます。
ここでは、オプトインメールといえば、受信者の事前の承諾がポイントだと押さえておきましょう。
ここで覚えること
- オプトインメールは、事前に承諾した人に送る広告メール
- 「広告メールを受け取る」という受信者の意思を確認する
STEP 6
デジタルサイネージ

岩崎芽衣
最後に、インターネット広告と併せて覚えておきたい、街中の広告媒体を紹介します。
デジタルサイネージは、駅や店舗などに設置した電子ディスプレイを使って、広告や案内などを表示する仕組みです。電子看板とも呼ばれます。

岩崎芽衣
はい。たとえば、水族館の最寄り駅に設置された画面で、謎解きイベントの紹介映像を流す、といった使い方です。
紙のポスターと違い、動画を表示したり、時間帯に応じて内容を切り替えたりできます。

岩崎芽衣
そうですね。水族館の中で、ショーの開始時刻や館内の案内を表示することにも使えます。
デジタルサイネージは、広告だけでなく、さまざまな情報を伝えるために利用されます。

岩崎芽衣
ネットワークを通じて配信するものもあれば、あらかじめ保存したデータを再生するものもあります。
ネットワークにつながっていれば、離れた場所にある複数の画面の内容を、まとめて更新することもできます。
ここで覚えること
- デジタルサイネージは、電子ディスプレイを使った電子看板
- 広告だけでなく、施設の案内や各種情報の表示にも利用される
- 動画の表示や、時間帯に応じた内容の切替えができる
STEP 7
今日のまとめ

岩崎芽衣
今回は、インターネット広告の代表的な種類や仕組みと、関連する広告媒体について学習しました。
インターネット広告は、WebサイトやSNS、メールなどを通じて配信される広告です。
今回の水族館のイベントでも、画像で雰囲気を伝える、興味を持ちそうな人に届ける、紹介による成果に応じて報酬を支払うなど、さまざまな方法が考えられましたね。
学習した用語を整理しておきましょう。
| 用語 | 特徴・覚えるポイント |
|---|---|
| バナー広告 | Webサイトの広告枠などに、画像やアニメーションを使って表示する広告 |
| リスティング広告 | 検索キーワードに応じて表示する広告。検索連動型広告とも呼ぶ |
| 行動ターゲティング広告 | 閲覧履歴や購入履歴などから、興味や関心を推測して配信する広告 |
| ジオターゲティング広告 | 位置情報を利用し、地域や場所に応じて配信する広告 |
| アフィリエイト | 商品の購入などの成果に応じて、広告を掲載した側に報酬が支払われる仕組み |
| オプトインメール | 広告メールの受信を事前に承諾した人に送るメール |
| デジタルサイネージ | 電子ディスプレイで広告や案内などを表示する電子看板 |

岩崎芽衣
はい。特に、その3つは「何を手掛かりに広告を届けるのか」を比べると、区別しやすくなります。
また、バナー広告は表示形式、アフィリエイトは成果と報酬の仕組み、オプトインメールは受信者の事前の承諾に注目した用語でした。
これらは着目している点が異なるため、一つの広告に複数の特徴が当てはまることもあります。

岩崎芽衣
その通りです。
そして、デジタルサイネージは、駅や店舗などに設置した電子看板です。インターネット上の広告と併せて、広告を届ける場所にも注目して覚えておきましょう。
試験では、名前だけでなく、具体的な説明から適切な用語を選べることが大切です。それでは、確認問題に進みましょう。
STEP 8
確認問題
学習完了
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