RFM分析
RFM分析は、最終購買日、購買頻度、累計購買金額の3つの指標を使って、顧客をグループ分けする分析手法です。
最終更新日:2026年10月10日
このページで覚えること
このページでは、次の3点を押さえます。
- RFM分析は、顧客をグループ分けする分析手法
- Rは最終購買日、Fは購買頻度、Mは累計購買金額
- RFM分析で、優良顧客や休眠顧客などを見分ける考え方
導入トーク

永山絵美梨
今回はRFM分析について学習します。

永山絵美梨
はい。でも今回は、バロンくんの買い物を思い浮かべると分かりやすいですよ。

永山絵美梨
まだ何も言っていませんが、分かりやすい例になりそうですね。

永山絵美梨
では、そのお店にとって、バロンくんがどのようなお客さんなのかを考えてみましょう。

永山絵美梨
その自信が、数字でも確認できるか見ていきましょう。
STEP 1
RFM分析とは

永山絵美梨
RFM分析は、顧客の購入履歴を3つの指標で評価し、グループ分けする分析手法です。
R・F・Mは、それぞれ次の言葉の頭文字です。
| 指標 | 意味 | 注目すること |
|---|---|---|
| R:Recency | 最終購買日 | 最後に購入したのは、いつか |
| F:Frequency | 購買頻度 | 対象期間内に、何回購入したか |
| M:Monetary | 累計購買金額 | 対象期間内に、合計いくら購入したか |

永山絵美梨
そうですね。
でも、RFM分析の基本となる部分なので、頑張って覚えてください。

永山絵美梨
はい、その意気です。
RFM分析では、最終購買日、購買頻度、累計購買金額の3つを組み合わせることで、よく利用してくれるお客さんや、最近利用がなくなったお客さんなどを見分け、それぞれに合った案内や特典を考えられます。
STEP 2
R・F・Mの意味

永山絵美梨
まず、RのRecencyは、最終購買日から、購入の新しさを見る指標です。

永山絵美梨
そうですね。
直近ではいつ購入したかということですね。

永山絵美梨
一般に、最後に購入した日が最近であるほど、高く評価します。

永山絵美梨
例えば、最後の購入が「昨日」のお客さんと、「半年前」のお客さんなら、Rの観点では、昨日購入したお客さんの方を高く評価します。

永山絵美梨
はい。最終購買日からの経過日数で表す場合は、日数が短いほど高評価になります。

永山絵美梨
次に、FのFrequencyは、購買頻度です。

永山絵美梨
はい、そのとおりです。
なので、そのまま購買頻度ですね。

永山絵美梨
例えば「過去6か月」のように期間を決め、その間に何回購入したかを見ます。購入回数が多いほど、高く評価します。

永山絵美梨
その場合、購入回数は1回です。
Fで見るのは、商品の個数ではなく、購入した回数ですよ。

永山絵美梨
そのとおりです。そして、MのMonetaryは、累計購買金額です。

永山絵美梨
はい。
moneyの形容詞形がmonetaryです。
なので、金銭的なという意味になります。

永山絵美梨
そうですね。
Mは、Monetary Valueと表すこともあります。Monetary Valueなら、「金銭的な価値」という意味になりますね。
RFM分析では、Monetaryとだけ表すことも多いので、ここでは累計購買金額を見る指標と覚えておけば大丈夫です。

永山絵美梨
はい。
対象期間内に購入した金額を合計し、その金額が大きいほど高く評価します。

永山絵美梨
例えば、600円ずつ3回購入していれば、累計購買金額は1,800円です。
この場合、Fで見る購入回数は3回、Mで見る購入金額は1,800円になります。
ここで覚えること
- R:最後の購入が最近であるほど、高評価。
- F:対象期間内の購入回数が多いほど、高評価。
- M:対象期間内の購入金額の合計が大きいほど、高評価。
STEP 3
RFM分析の具体的な使い方

永山絵美梨
それでは、タコの唐揚げ専門店での活用を考えましょう。
例として、過去6か月の購入履歴が、次のようになっていたとします。
| 顧客 | 最後に購入した日 | 購入回数 | 購入金額の合計 |
|---|---|---|---|
| バロンくん | 昨日 | 12回 | 7,200円 |
| Aさん | 3か月前 | 12回 | 7,200円 |
| Bさん | 昨日 | 1回 | 600円 |

永山絵美梨
RFM分析では、それぞれの指標を段階別に評価し、その組合せで顧客をグループ分けします。
この例では、バロンくんは最近も購入し、購入回数も金額も多いので、優良顧客として捉えられます。

永山絵美梨
はい。引き続き利用してもらえるように、常連向けの特典や、新商品の先行案内などを考えられます。

永山絵美梨
一方、Aさんは、購入回数と金額がバロンくんと同じでも、最後の購入から時間が空いています。

永山絵美梨
そうですね。こうした、しばらく購入していないお客さんは、休眠顧客として捉えられます。
再来店を促すクーポンなどを案内する、といった対応が考えられます。

永山絵美梨
Bさんは、昨日初めて購入した新規顧客です。
これから繰り返し利用してもらえるように、次回使える特典などで、2回目の購入につなげます。

永山絵美梨
痛いところをついてきますね。

永山絵美梨
そのとおりです。
この表だけでは、Bさんが本当に初めて購入したのかまでは分かりません。
ここでは、昨日の購入がBさんにとって初めてだったものとして、新規顧客と考えましょう。

永山絵美梨
そのとおりです。
購入金額だけで判断するのではなく、最近の利用状況や購入回数も組み合わせることで、顧客に合った働き掛けを考えられます。
ここで覚えること
- R・F・Mを組み合わせ、顧客の特徴を捉える。
- 優良顧客には継続利用、休眠顧客には再来店、新規顧客には再購入を促すなど、対応を考える。
- 分析結果を、顧客に合った販売促進につなげる。
STEP 4
今日のまとめ

永山絵美梨
今回は、RFM分析について学習しました。

永山絵美梨
はい。Rは購入が最近であるほど、Fは購入回数が多いほど、Mは購入金額の合計が大きいほど、高く評価するのが基本です。
特に、Fの回数と、Mの金額の違いを押さえておきましょう。

永山絵美梨
そして、グループ分けした結果を使って、顧客に合った案内や特典を考えます。
優良顧客を見つけたり、最近購入していない顧客に再来店を促したりすることに役立つのですね。

永山絵美梨
お店への貢献は分かりましたから、今度は確認問題で学習の成果を見せてくださいね。
STEP 5
確認問題
学習完了
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